登山や旅行に大活躍 キャラバンの圧縮できるスタッフバックが優秀!

道具

スタッフバックとは?

 登山の際に、大きなリュックサックの中で探しものが見つからない、着替えがしっとり濡れてしまったなんてことはありませんか?

 そんなパッキングのお悩みを解決してくれるのが、小分け用の収納袋のスタッフバックです。

キャラバンのスタッフバックのすごいトコ

 スタッフバックはアウトドア用品各社が発売しています。

 なかでも日本の登山用品メーカーであるCaravan社(以下:キャラバン)のスタッフバッグのすごいところは、防水や圧縮もできる点です!

 防水袋だからかキャラバンは、ドライサックと呼んでいます。衣類やシュラフなど柔らかくて濡れては困るものの収納に役立ちます。 

※サック(sack)は英語で袋を表し、容れ物としての袋という点ではバック(bag)とほぼ同義です。

商品名は

  • ネオシェル SILICON コーデュラ・ドライサック
  • ネオシェル コンプレッション SILIC コーデュラ・ドライサック

です。前者が収納袋に防水性をもたせたもので、後者の「コンプ」というのは防水とコンプレッション(圧縮)機能をもたせたものです。ペラペラの袋に機能を詰め込んだキャラバンの情熱と技術に脱帽です。

 秘密は、袋の底部に使用しているアメリカはPolartec社のNeoShellという素材です。防水透湿性を持ちながら通気性も高いため、袋を気密して圧力を加えることで内部の空気を外に押し出すことができます

 また、袋の胴体はアメリカのインビスタ社のSILICON コーデュラ素材により袋は防水性を維持しながら滑かなさわり心地です。おかげで衣類は吸い込まれるように袋の中へ収まり、圧縮も中身と袋の内側の摩擦が少なくスムーズです。

 こうした高性能な素材の組み合わせにより、機能は詰め込んでも袋はペラペラなままとなっています。

使い方

 使い方は簡単です。試しに私の2泊3日分の山行の衣類を入れてみます。

①バックルを外して口を開けます。

②衣類などを詰め込みます。

口には芯が入っているのでへたりにくく開けやすいです

③口を巻いて、バックルを閉じます。

④上からギュウギュウと押して空気を抜きます。

完了です!こんなに小さくなりました。

圧縮前後

使って感じたメリット・デメリット

 メリットとデメリットをまとめると以下のようになります。

メリット デメリット
ドライサック ・空気を抜くことで圧縮できる。
・100均の衣類の圧縮袋と比べ、カサカサ音が少ない。
・100均と比べ頑丈。
・コンプレッションタイプと比べると圧縮は維持しにくい。
・化学繊維の臭いがする。
コンプレッション・ドライザック ・空気を抜いた上でテープを用いて固定するので、圧縮を維持しやすい。
・カサカサ音少ない。
・頑丈
・テープが捻じれることがあり、取り扱いにコツがいる。
・臭いがする。

 化学繊維の独特な臭いがするのが気になる方もいるかも知れません。ただ、運動後すぐに風呂に入れない登山では臭いはつきものです。この程度の臭いは私は気にならず、むしろそれを補って余りあるメリットがあると感じます。

 私は、15Lのドライサックと20Lのコンプレッションモデルを所有し使い分けています。使い分けは以下の通り。

  • 15Lのモデル:下山時の着替えを入れたり、旅行でも着替えを入れたりと幅広く活躍
  • 20Lのコンプレッションモデル:シュラフとダウンパンツ、ダウンシューズなどの就寝用の防寒用品をまとめて入れるのに活用

 冬用のシュラフはNANGA社のオーロラ750DXというものを使用していますが、20Lのものは、頑張れば冬用シュラフとダウンパンツまたはダウンシューズを一緒に入れて圧縮できるくらいの容量があります。それぞれを畳んでスタッフバックに入れる手間をひとまとめに圧縮することで省き、朝の時間短縮にもつながっています。

パッキングに革命を

 これほど熱く語ってきた私ですが、実はこれまでドライサックは「防水ならビニール袋でも代用できるでしょ〜。圧縮袋なら100均にも売ってるよ!」と使ってきませんでした。私としては必須装備ではなく、あったら便利な装備という位置づけだったからです。

 しかし、積雪期のテント泊登山のためにダウンジャケットや衣類、シュラフなど濡れに弱く嵩張るものを持っていく必要が生まれ、防水と圧縮を一挙にできるキャラバンのドライサックとめぐり逢い認識が変わりました。

 積雪期のテント泊のために購入したのですが、今ではオールシーズンの登山や旅行に手放せなくなりました。

 みなさん、今やテント泊にドライサックは必須装備です!君子豹変するのです。あなたもパッキングに革命を起こしてみませんか?

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